放送業界
放送業界はこれまで免許事業という規制に守られていた分野であり業界内だけ
の覇権争い(時間帯ごとの視聴率さ争い)にのみ集中できていましたが、それ
がライブドアによるニッポン放送の買収騒動、楽天によるTBS買収騒動と
ネット企業からの思わぬ攻勢に後手後手になった感があります。
ネット企業による買収騒動のみならず、国営放送のNHKに対する受信料支払い
拒否騒動など放送業界を取り巻く環境は「放送と通信の融合」というスローガン
のもと今後ますます波乱が起こることでしょう。
現在、放送業界各社は地上波テレビ局を中心にスポーツやバラエティなどの番組
を制作・発表していますが、ブロードバンドの急速な普及により、放送業界とは
関係のない一企業や個人がインターネット上で独自の映像や音声などの配信を
行っているケースも増えてきています。
インフラ設備がどれほど発展・普及されるかで変わってきますが放送と通信の
垣根が急速になくなってきている状態といえるでしょう。
実際、過去のテレビ番組や映画を放送している「Gyao」や投稿型の映像閲覧
サイトの「YOU TUBE」などが登場してきており、「YOU TUBE」に限れば、
著作権を侵害という問題も議論されている状況です。
放送と通信の融合のもと大再編成が予想される放送業界にとって、2011年
からの放送デジタル化に向けて設備投資が急がれています。
今後の放送業界は「デジタル化」「多チャンネル化」によってどのような影響
を受けるかが注目されるところで、将来性は不透明ではではありますが、同時
に大きな可能性を秘めているともいえます。