印刷業界
印刷業界は大日本印刷と凸版印刷の二大勢力の存在感が圧倒的で、2強の
実力はほぼ拮抗している状態であり、世界市場でも大きなシェアを保っています。
印刷業界はバブル景気とともに市場を拡大していきましたが、その後の平成不況
やパソコンやプリンターの普及によって進んだデジタル化によりクライアント自身が
デザイン、印刷が可能になったことで印刷業界は大きな打撃を受けました。
印刷業界は1997年を境に市場は縮小をはじめており、出版業界、新聞業界も同様に
1997年をピークに市場が減少していることからも印刷業界が受けたダメージは明らか
です。
紙媒体の需要はまだまだ健在であるもののこの先、減少することはあっても増える
ことがないのが目に見えているため、この流れに対抗するために印刷技術を情報
産業分野を中心に多分野で生かす試みがはじまっています。
印刷業界では「拡印刷」という言葉が目下のところ注目を浴びていますが、これは
出版印刷、商業印刷などの紙面に対する印刷をはじめとして、包装、建材、エレク
トロニクス、ICカードといった情報記録材などにも応用しようということで印刷会社
の業態にも大きな変化が出てきています。
今まで培ってきた高度な印刷技術をいかにして情報技術と組み合わせて応用して
いくかが印刷業界に課せられているこれからの課題です。