食品業界
食品業界においては、数年前より雪印乳業の子会社「雪印食品」による牛肉
偽造事件にはじまり、次から次へと湧いてくる狂牛病問題、鳥インフルエンザ
問題と食の安全にかかわる対策が急務とされます。
消費者としてはスーパーなどのお店においてある食料品を安全なものと信じて
購入するほか方法はなく、食品業界の安全性への高い意識、顧客を第一に
考えた取り組みを強化してもらうことを願うばかりです。
食品業界は食の安全を守るためのシステムとして、消費者が生産、流通の経路
を検索できる「トレーサビリティ(生産流通情報把握)システム」の導入や農作物
の残留農薬の規制を強化するポジティブリスト制度もはじまっています。
今後の食品業界は日本国内の人口減少、少子高齢化が明らかなため、業績を
伸ばしていくのは非常に難しいことがわかっている状況です。
単身者や共働き世帯でよく利用されている「中食産業」(カップ麺・冷凍食品)や
健康関連の食品(特定保健用食品)の商品は人気があるため、営業方針を乗り
変え展開する企業も増えています。
■ 食品業界のポイント
とにもかくにも食の安全性という信頼を消費者から取り戻すことが急務になって
おり、その制度の確立が期待されています。
ただし、原油高で一部畜肉価格や容器のコストが上がっており、安全性を証明する
制度作りとさらなる費用がかかるようだと苦しくなる企業も増えてきます。
市場としては中国が注目を浴びており、日本企業の本格進出もありえるでしょう。