総合商社
商社を取り巻く環境はバブル時の不良債権処理問題で辛酸をなめた時代を経て
2003年からはじまった世界的な原料高、中国特需によって過去最高の収益
を記録しているのが総合商社各社です。
イラク戦争によるエネルギー関連市場や中国の景気拡大が続く現状において
原油や鉄鋼などの資源・素材価格の上昇とエネルギー関連や鉱山開発などへ
の投資で三菱商事や三井物産の上位商社は大きく伸長しています。
特に企業の枠組みをこえた石油、ガス、鉱山資源権益獲得に向けた投資は活発
であり、多少のリスクはあるものの今後の展望は明るいと思われます。
近年の商社の動きのひとつとして、外食、卸、小売と業界の垣根をこえた買収
工作をしかけているというものがあります。
これは、商社の業務拡大のひとつですが、従来の貿易取引だけでなく原料の
調達から加工、流通、販売とすべての作業を監視下におくバリューチェーン
構築に向けての動きとされます。
業績の伸長が目立つ商社ですが、依然上位と下位の投資余力には差があり格差
広がっていることも見逃せない点でしょう。
■ 日本における総合商社の位置づけ
資源開発から金融、流通や小売とも連携する総合商社は貿易大国の日本なら
ではの業態ともいわれます。
扱う商品は「ラーメンからミサイルまで」と例えられるように非常に広い範囲
をカバーしている総合商社は、時代の流れを読むのも敏感であるため今後は
ネット関連や海外不動産投資信託への分野への参入もはじまっています。