製紙・パルプ業界
製紙・パルプ業界は国内市場はすでに成熟しているため、今後は海外進出も
想定されますが、価格競争に持ち込まれると中国メーカーにかなわないため
悩めるところです。
社会のOA化がすすみ、ペーパーレス社会が到来すると心配されたものの、
逆にプリンター、コピー機などの印刷機器の普及によりむしろ紙の需要は
増加したといえます。
ただし、国内の紙生産量は90年代に入ってからは伸び悩んでおり、原燃料の
高騰や割安な輸入紙などの影響で、国内製紙市場は非常に苦しい状況です。
現在、製紙・パルプ業界各社の間で再編が進んでいて、業界1位の日本製紙
と王子製紙の2強がしのぎを削り、北越製紙をめぐる買収騒動を繰り広げたの
は記憶に新しいでしょう。
製紙・パルプ各社メーカーの海外進出は価格競争になると中国メーカーと比べ、
苦しくなりますが、日本の環境にやさしい古紙再生技術やハイテク用紙、などの
高度な技術は優秀なため、高度な技術力を盾にした営業戦略で勝機をつかみ
にいかなければならないでしょう。