正社員と非正社員
就職活動をするにあたって、正社員として働くかそれとも派遣社員や契約社員
のように非正社員として働くかなど、色々な働き方があることに気づきます。
その人の働く目的によっても異なりますが、正社員と非正社員の違いとは
何なのか今一度確認しておいたほうがいいでしょう。
面接などで、アルバイト経験を自慢げに語っていると唐突に
「じゃ、正社員とアルバイトの違いって何?」
なんてことも、質問されないとは限りません。
「責任の重さが違います。」
なんて答えようものなら矢継ぎ早に、「アルバイトは無責任でいいの?」など
と突っ込まれて答えに窮するということも考えられます。
■ 正社員と非正社員の違い
まずは、正社員と非正社員の定義から。
○ 正社員とは・・・
雇用期間を限定していない労働契約を直接会社と結んでいる従業員のことで
非正社員に比べると会社の拘束力が強く、転勤があったり、残業があるなど
の特徴があります。
○ 非正社員とは・・・
正社員以外の人たちのことで、派遣社員を筆頭に契約社員、アルバイトも
非正社員という扱いになり、雇用関係の契約期間が決められていることが
あります。
正社員と非正社員の待遇面の違いは、まず給料の面から見た場合、平均して
非正社員は正社員の給料の6〜7割の給料しかもらえないということがあります。
いわゆる生涯賃金において正社員と非正社員では大きな差が生じます。
また、社会的な信用や健康保険など福利厚生なども正社員ならではの優遇を
受けることが多いという事実があります。
企業が人件費削減のため業績の好不調によって人員を調整できる非正社員を
バブル以後、積極的に利用してきたことにあわせて、働く側も、残業したくない、
転勤はいやだというニーズが増えてきたため、ここ数年で一気に非正社員が
急増する結果となりました。。
現在、正社員と非正社員に関して問題になっているのは、好景気や団塊世代
の定年に備えて、企業の多くは新卒の正社員募集を増やしているにも関わらず、
就職氷河期時代に正社員になれず、不本意ながら非正社員になった人間に
対しては正社員の道を閉ざしているということです。
企業はみずからの業績を回復させるために積極的に非正社員を使ってきたのに、
業績が上向き、非正社員が正社員にしてくれという声が出てきた途端に、今度
は、非正社員の経験はキャリアとして認めず、採用に消極的という姿勢を見せて
いるのです。
その結果、非正社員は一生非正社員として固定されるということになり、チャレンジ
の機会すらなく、格差社会、そしてワーキングプアの問題につながると懸念されて
いるわけです。
それ以外にも、非正社員として正社員と同等の仕事をしているのに賃金が異なる
のはおかしいとする意見もあります。
しかし、ここで非正社員の待遇をよくすると、今度は残業・転勤がある正社員が
非正社員と同等の扱いであるのはおかしいということが出てくるはずです。
非正社員の待遇や処遇改善は、現在会社と従業員の関係を見直す新たな問題
となっていることは間違いありません。
これから就職を控える学生の皆さんも、正社員と非正社員がともに満足して働く
ためにはどうすればいいか、よく考えてみてください。